評価は気にしない

年1回発行される雑誌で賞を頂きました。
権威ある賞で非常に光栄ですがこれからもあまりこういった評価は意識せずにやって行こうと思っています!

今回頂いた賞は4人の審査員によって評価されるので選ばれた店が上とか選ばれてない店が下とかないと思っています。

特に麺麓が受賞した新店部門はうちのような鴨の店から豚骨、清湯、つけ麺と様々な新店がある中から評価をせねばならず優劣を付けるのが困難で最終的には4人の審査員の方の好みに依存するしかありません。
こういう雑誌は面白いし、僕も毎年買って「こういう店があるんだ~」と参考にはしてますが店主として賞が貰えるかどうかに一喜一憂しててはブレてしまいます。

ワインの世界でもロバート・パーカーJrという評論家がワインの点数付けを始め、パーカーポイントが高ければ世界的に売れるという現象が起こりました。
その結果ボルドーワインのシャトー(醸造家)はこぞってパーカーが好む果実味あるこってりしたワインばかり作り始め、作り手毎の個性がなくなりつまらないものになってしまいました。

麺麓では鴨のラーメンを提供してますが、鴨が嫌いな人は「美味しくない!」と感じますし鴨好きな人は「美味しい!」となります。
僕は万人受けするラーメンはつまらないし作る気もないのでそれでいいと思ってます。

食べログなんかの点数付け等は更に顕著でコッテリドロドロなラーメンとあっさり清湯という対局にあるラーメン店でも同じカテゴリーで「こっちの方が美味しい店!」とランク付けしてしまいます。
ここまで多様化したジャンルを一律に評価するのは少々無理があるように感じます。

にも関わらず「食べログ高評価の店を作る!!」と目標を掲げる店主さんもいますが、
目の前のお客さんを満足させた結果が食べログ高評価のお店に繋がるんじゃないのかなぁ?と思ってしまいますし、目の前のお客さんが満足してくれてたらそもそも食べログの評価なんてどうでもいいんじゃないでしょうか。

また消費者目線でみた場合も

「あそこ食べログ1位やのに全然美味しくなかった~」という話はよく耳にしますがこってり豚骨好きな人の舌とあっさり清湯が好きな人の舌は違います。

「一部のヘビーユーザーが大きく点数に影響を与える」というアルゴリズムを採用する食べログでの評価が高い事と自分の舌に合うかどうかには全く関連性がありません。

世界的に著名なパーカーですら偏った評価を行ってしまっているのに一般のユーザーが行う評価に意味があるのか疑問です。

ラーメンは個性があるから面白い。雑誌に載ってない、食べログ高評価でない店でも自分の舌に合う店は沢山あるはずです。

今回ラーメン界で著名な方々から権威ある25杯に選ばれて非常に光栄ですが、今後もそちらに目を向けたり影響される事なく目の前の一杯一杯、日々足を運んで頂いてるお客さんに満足してもらう事だけに集中して日々研鑽を重ねていきます!