紀奥ぶどう山椒かんじゃ山椒園の見学

定休日を利用して生産者様に会いに行ってきました!!

今回の食材は山椒です!

僕個人的には山椒といえばうなぎとかについてくる粉山椒のイメージで正直あんまり好きではありませんでした・・・

そんな僕の山椒に対する固定概念を覆したのがこちらのかんじゃ山椒園さんのぶどう山椒です

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粒が普通の山椒と比較して非常に大きくぶどうのように一房にたくさんの粒が付いています。シトラスのような上品な香りが鼻に抜け、舌にぴりりと刺激を残し鴨との相性は最高です。

色々試してみて一番気に入った山椒だったので今回はかんじゃ山椒園まで足を運んできました。

仕込み明けで眠い目をこすりながら枚方から車で2時間半くらい。

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有田市内からどんどんと山奥へ入っていきます。鮎釣りしてる人もちらほら。

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綺麗な棚田がひろがってます!あらき島というスポットだそうでそこから5分くらい走ると。

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山奥にあるかんじゃ山椒園に到着!!

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やぎ君がお出迎え

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こちらがかんじゃ山椒園のオーナー永岡さんです!

まずは永岡さんに話を伺いました。

かんじゃ山椒園について

この辺りでは山椒の生産量が日本一で、昔から山椒の栽培が盛んな地域だそうですがその多くが大量に生産してJ○に流すだけ、その後の加工は大手に任せてスーパーでよくみかける瓶に入った粉山椒として流通しているのが現状です。

そこで永岡さんは山椒と言えば粉山椒といったイメージを変えるべく生産、販売、加工まで一元化して高品質なぶどう山椒を世間に送り出しているのです。

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加工場

そういえば太田さんの鴨も同じ理由で加工、販売行うようになったって言ってました。そういう流れがこれからどんどん加速していくんでしょうね。

山椒の歴史、効能

古くはなんと縄文時代から日本人は山椒を食していたそうで実際に山椒を食べていた事実が化石として出土されているそうです。

日本人のDNAに山椒の味覚が染みついていると言っても過言ではないと永岡さん。

僕も知りませんでしたが山椒って実は柑橘系なんです。どうりで爽やかな香りが鼻に抜けるはずです。

その爽やかな香りと共に特徴的なのが舌に残るピリリとした感覚。その刺激の正体はサンショオールという物質で触覚神経を刺激してまるで電流を流した時のような効能を脳に与えます。

その電流のような感覚が大脳皮質味覚野を刺激して味覚を活発化させる為一緒に食べるものをより美味しく感じさせるというすごい効果をもっています。

山椒農園

それでは山椒農園に出発。

永岡さんの愛犬ナツが案内してくれます!

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狩猟犬の血を引いてるけど臆病で全然鹿や猪を追い払ってくれないみたい笑

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裏手の山へ

途中野生の山椒を発見!!

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ぶどう山椒と違って粒も小さめ、上向きに実がなっているのが特徴です。

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5分程山を登ると見えてきたのが山椒農園。

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草が生い茂っているのは有機栽培だからです。

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そして遂にご対面!!こちらがかんじゃ山椒園のぶどう山椒です!!

本当にぶどうみたいにびっしり実がなってて粒の大きさが野生の物と全然違います。

本来は初期物の収穫は5月から6月くらいで今は店で使用している佃煮用の実山椒の時期ではありません。このまま9月頃まで山椒が真っ赤になるまで熟すと香りがまろやかな山椒が収穫できます。

厚かましくも永岡さんに初夏に収穫を手伝わせて欲しいとお願いすると快諾して頂けました!!今から楽しみです。

有田川町活性化に向け

山椒畑の脇に生えるこちらはシナモンの木です。

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実は昔この地域はシナモンの生産が盛んでシナモンの香りのする谷があったそうですが現在は生産している農家さんは途絶えてしまいました。

そこで永岡さんはもう一度有田川町のシナモンを復活させるべく、なんと山に自生しているシナモンから種を収穫して少量ですが栽培しているのです!!

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このシナモン香りがすっごく優しくて甘い上品な香りなんです。生産量増えたら何かで使ってみたいな・・・

こちらは赤紫蘇。

永岡さん「去年植えて放置してたら勝手に自生しているんです」力強い!

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松永『あ!!こっちには青紫蘇が自生してますね!!』

長岡さん『あ、それはただの雑草ですね』

・・・草w

この辺りでは山間部で朝と夜の気温差が激しく、香りの強い植物がより強く香りを放つのです。なので山椒以外にもシナモンや柚子、紫蘇などの生産も行い地域を活性化させようと永岡さんは計画しています。

有田川町も少子高齢化が進み若者はどんどん都会に出て行ってしまい、永岡さんはぶどう山椒の将来に危機を感じています。そこで若い人にもこの地域の魅力を再発見して欲しいとシナモンの栽培を復活させたり高品質なぶどう山椒を世間に広める活動を行っているのです。

その結果なんと世界から認められるとんでもない出来事が起こりました・・・・

続く